弾き語り講座 ストローク編5
左手親指の位置をチェックしよう!
親指の位置を変えるだけで力が入りやすくなり、コードを押さえるのがグッと楽になります。
これだとセーハしている人差し指だけを支えている格好です。このフォームのまま無理に力を使って押さえようとすると、腱鞘炎を引き起こす原因にもなります。
弾き語り講座 ストローク編5
~左手のコツを知ろう!~
◯ 4本の指に均等に力が入る良い例
✕ 力が均等に伝わらない悪い例
◯ しっかり1本の弦をだけを押さえられる良い例
✕ 他の弦にも触れてしまう悪い例
これは女性に見られがちなのですが、指を立てて指先で弦を押さえる時、爪が長いと指板に爪が当たってしまい弦をしっかり押さえられません。
写真は爪が長過ぎて指板に当たってしまっていまい、しっかり弦を押さえることができない典型的な例です。
爪の長さによる弾き心地の体感度は個人差があるので、一概にどの長さが良いとは言えませんが、「押弦しても指板に爪が当たらず、しっかり力を入れることができる」という状態を目安にするといいでしょう!
✕ 爪が長すぎる悪い例
ライト・ゲージ/.012〜.053
エクストラ・ライト・ゲージ/.010〜.047 オススメ!
F |
ここで最も重要な事は、
「Fの形を指に覚えこませる!」
という事です。
A |
それでは「F」の押さえ方を確認したところで、
次に『4ステップ練習法』、『3ステップ練習法』、『2ステップ練習法』の順に紹介していきます。
『4ステップ練習法』とは、文字通り4つのステップを踏んで「F」の形を作る方法で、
『3ステップ・・・』は3つのステップ、『2ステップ・・・』は2つのステップを踏んで「F」の形を作っていきます。
4ステップから徐々に慣らして、2ステップで「F」が押さえられるまで頑張ってみてください。
そうすることによって、最終的に瞬時に「F」が押さえられるようになります。
多くの方は、いきなり1ステップで「F」の形を作って押さえようと頑張っていますが、
実は、ステップを踏んで「F」の形を作っていくという練習をしたほうが、断然効率的なのです!
これは「F」に限ったことでではなく、ムズかしいコードを覚えるときや、苦手なコードを覚える時にも、大変役に立ちます。
それではまず『4ステップ練習法』です。
ゆっくり確実に押さえていきましょう。
ワン・ツー・スリー・フォーという感じで、ワン(人差し指)・ツー(中指)・スリー(薬指)・フォー(小指)と、リズムに乗って4つのステップを繰り返します。
4ステップに慣れてきたら3ステップに短縮していきます。「4ステップはやりにくいから3ステップから始めたい」という方はそれでもOKです。
ステップ1 | ステップ2 | ステップ3 | ステップ4 | |||
まず最初は6〜1弦を 人差し指で押さえます! (バレーします) | 人差し指でバレーしたまま 中指を追加! 3弦2Fを中指で押さえます。 | 次は薬指を追加! 5弦3Fを薬指で押さえます。 | ラストは小指を追加! 4弦3Fを小指で押さえます。 |
次は3ステップです。ここでは3ステップ目で一気に薬指と小指を押さえます。
ゆっくり確実に押さえて、指をFの形に馴染ませるように意識しながら、「ワン・ツー・スリー」と、リズムに乗ってひたすら繰り返しましょう!
この3ステップに慣れたらいよいよ2ステップに短縮します。
ステップ1 | ステップ2 | ステップ3 | ||
まず最初は6〜1弦を 人差し指一本で押さえます! | 次は中指を追加! 人差し指でバレーしたまま、 3弦の2Fを中指で押さえます。 | ラストは薬指と小指を 同時に追加!5弦3Fを薬指、 4弦3Fを小指で押さえます。 |
ステップ1 |
まず最初は6〜1弦を人差し指一本で押さえます。 |
ステップ2 |
次は一気に中指、薬指、小指の3本を追加! ここまでくればクリアーも同然!頑張ろう! |
Fができれば必ずできる!
Bm |
Bmの音 |
「F」はメジャー・コードで、「Bm」はマイナー・コードなので、サウンドは対極ですが、コード表をよく見てみるとこの2つのコードは6弦から押さえるか、5弦から押さえるかの違いはありますが、その他は押さえる形、使う指が同じだということがわかります。
なので「F」が押さえられるようになれば「Bm」クリアは時間の問題です。
そして「Bm」と「F」が押さえられるようになれば、かなりの数の曲が弾けるようになります!
レッスン①、レッスン②を反復して、いち早く「F」も「Bm」もクリアーして、楽しい弾き語りワールドへ突入しましょう!
Fと押さえ方はほとんど同じ!
F
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